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演目紹介

葛城山 

大和の国、葛城山に古より住む土蜘蛛の精魂が侍女胡蝶に化身し、
典薬の守より良薬を持ち帰ったと偽り、病気の源頼光に毒を飲ま
せ襲いかかるのですが、正体を見破られ、伝家の宝刀“膝丸”で
斬り付けられます。逃げた土蜘蛛の精魂を追って頼光より“膝丸”
改め“蜘蛛切丸”を授かった四天王が妖術に悩ませながらもこれを
退治する。

昔、天竺、唐、日本の三国をまたにかけ悪事を働いていた悪狐が
玉藻前と名乗り鳥羽の女官となるが安部晴明安親に正体を見破ら
れ下野の国那須野ヶ原に逃れて行きます。
そこでも悪事を重ねた悪狐でしたが、退治に追って来た三浦の介、
上総の介に征伐されます。

悪狐伝(中編)

(安佐北神楽発表会)

滝夜叉姫

時は平安時代 関東において自らを「新皇」と名乗り朝廷に反旗を
翻した平将門は朝廷の鎮圧軍 藤原秀郷、平貞盛らによって討ち取
られます。
かくして平将門一門の反乱は鎮圧されたかに見えました追討軍から
逃れた将門の娘 五月姫(さつきひめ)は父を捜し求めようやく打ち
首となった父将門を見つけます。将門の無念の思いを聞いた 五月
姫は不可思議な妖術を会得し自らを「滝夜叉姫」(たきやしゃひめ)
と名乗り手下を集め 下総(しもうさ)の国相馬(そうま)の城で再
び朝廷に対して反乱をおこします。
神変不可思議な妖術を使う滝夜叉姫に対して朝廷は「陰陽師」(おんみ
ょうじ)の大宅中将光圀(おおやのちゅじょうみつくに)と下田義近
(しもだよしちか)に討伐の勅命を下します。
光圀は陰陽の術で滝夜叉姫の居所を見つけ出し相馬の城へと討ち入
ります。
まずは滝夜叉姫の手下と戦いこれを倒します。
続いて滝夜叉姫に立ち向かいますが、鬼女に変化した滝夜叉姫の妖
術に苦しめられます。
ここで光圀は得意の陰陽の霊術を使いこれを振り払い滝夜叉姫を成
敗します。